こんにちは、山口です
Aston Martin V12Vanquish25を製作しております
さて、クリア塗装です
今回は新しい試みで、アクリルラッカークリアーで薄く4層程塗装→乾燥→研ぎ出しを繰り返し、最終的に通常より薄くウレタンクリアを吹き付けました
目的は、ラッカ-クリアのシャ-プさを保ちながら、ウレタンクリアの艶と耐久性の良いとこ取りを狙いました
クリアコートしたことで、奥に眠っていた青色が浮かび上がり、概ね狙い通りの色味になってくれました
なんとカラムデザインのご厚意で、インスタグラムを通じて現物の塗装サンプル写真を送っていただきました
感謝です!
塗料はグラスリット製で、現時点で色名等は決まっておらず、これから色名などを設定していくとの事でした
この様な凹凸が分かるS字の形状のサンプルで色合いを見て行くのですね
勉強になります
一晩乾燥機で乾燥させて、早速研ぎ出し開始です
#3000のスポンジヤスリで当たりをつけた後、パネルラインの淵部分の表面張力で盛り上がったクリア層を慎重にコバックスの#2000で研ぎます
#2000で水研ぎした状態です
表面がある程度平らになり、だいぶ艶が戻ってきた様に見えます
その後コンパウンドで磨いていきます
スジボリ堂の中目と実車用の細目の2種類のコンパウンドで研ぎました
最終仕上げのセラミックコンパウンドの研ぎ出しの前に、納まりを確認しておきます
まずは、グリルの淵にカーボンデカ-ルを貼りこんだので、クリアランスの確認の為グリルを仮組ましました
あと0.5mm程度奥に入りたいので、微調整が必要ですが概ね良好です
続いてテールレンズの製作も、この時点で行います
0.2mmの塩ビ板をヒートプレスしたものから、現物に合わせて切り出していきます
5個もプレスして、厚み、表面のブツブツなど、結果使う事が出来る物はわずか2個・・・
塩ビとPET材の材質の選定、プレス材の厚み、熱する時間、熱源までの距離、プレスの原型の余白、固定方法・・・
何度やっても確実な技術は身につかず、もはや運頼みです
少しずつ削って行き、ピッタリ納まる様に調整します
今回はここまでです