こんにちは兵藤です
今回はYouTUBEで見つけた古き良きアストンマーチン映像をひとつ…
アストンでは珍しいオープンホイールレーシングカーDBR4です
1950年代スポーツカーレースに力を入れていたデビット・ブラウンでしたが決してフォーミュラに興味がなかったわけではないようで…
資金難でF1参戦に手をこまねいていたブラウン…1955年に本腰を入れDBR1をベースにF1設計に着手しました
1957年にはテストの準備も整った…が、やはり資金難でF1プロジェクトは一時休止
休止している間にF1のトレンドはフロントエンジンからミッドシップエンジンレイアウトへ移行して戦闘力に問題が出はじめていました
しかしF1参戦を考え直したブラウンは1959年4月に再びDBR4を走らせる…これはその時のテスト映像らしいです…
5月にサルヴァドーリがBRDCインターナショナルトロフィーレースのシルバーストーンで2位
その後F1グランプリのイギリスラウンドとポルトガルラウンドで6位入賞の結果を残したDBR4
3台製作されたDBR4は2台参戦し、サルヴァドーリとシェルビーがドライブしました
その後DBR5の開発も行われたようですが1960年に2度の完走という結果でブラウンのF1への野望は終わっています
F1がスポンサーに支えられる時代はまだ先のこと…資金調達にはだいぶ苦労したようです
資金があって参戦のタイミングが合っていたら、アストンの歴史もF1も大きく変わっていたかもしれませんね
この映像にでてくるトランスポーターやファクトリーは当時の様子が伺えてすごく好きです
デビット・ブラウンが想いをはせたF1に対する世界観をジオラマにしてみたいな…なんて制作意欲が湧いてきたりして(笑)