小さな箱に入った1/43モデルカーキットを開け、無垢のボディを手の平に乗せ眺める
「この角度のラインが好きなんだよな」とか「今回はブリテッシュグリーンにしようか...」ブツブツ言ってる自分に気づく
素材がホワイトメタルだとアルミボディを連想し、レジンだとファイバーボディを連想しながら妄想にふける...
この小さな箱の中のパーツだけで十分想像を掻き立てられますねぇ
SMTSキットのボディはホワイトメタルで実際のDB2のアルミボディを連想させます
キットをアッセンブリした個体は想像以上の重量感ですから機会があれば是非持ち上げてみてください
ちなみにSMTSとはScale Model Technical Serviceの頭文字を取ったもので、1983年にイギリス ヘイスティングスで設立されたメーカーです
今回はミュージアムに並ぶ、お気に入りのSMTS製DB2を紹介していきます
■ SMTS Models DB2 Saloon 1st Sirise 3Pice Grill
フロントグリルが3分割されているのとフロントフェンダーサイドに設けられたベントが特徴のDB2初期モデル
シルバーに塗られたボディとメッキの挽物の相性が抜群で、プロトタイプに履かせてあるような赤いワイヤーホイールも目を引きます
リヤに見えるトランクのようなものはスペアタイヤを収めるためのスペースらしく、荷物は座席の後ろに押し込むしかなかったようです
それがこのモデルの一つの特徴でもあり、次期DB2/4で改良される部分になります
■ SMTS Models DB2 Saloon 2nd Sirise Single Pice Grill White Wall Tyre
セカンドシリーズとなりシングルピースグリルへと変更、現代のアストンマーティンに通ずるフロントマスクとなった
大げさなサイドダクトも無くなりリヤに伸びるラインがより美しくみえます
ソリッドのブラックボディにホワイトウォールタイヤは高級リムジンを思わせる佇まいですね
実際に存在する個体であるかは不明ですがハイセンスであることは間違えないです
■ SMTS Models DB2 Saloon 2nd Sirise Single Pice Grill Turquoise Metallic
このモデルはSMTSベースにカナダのMimodelsがプロデュースした作品
ディービーモデルカーズにはMimodelsのフィニッシャーAndrewの作品が多数出てきます
館長とAndrewの関係の深さがうかがえますね
このSMTSのキットを我がディービーモデルカーズフィニッシャー山口氏が手掛けるとどうなるのか...
そんな企画も今後やっていきたいなぁ...嫌がるかな(-_-;)